仏像の仕上げ方法と材料

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仏像の仕上げ方法

木地仕上げ 一般的な仏像の仕上げ方法で木の素材の美しさがあります。特に木曽檜材は年輪が美しく木肌に色艶、芳香があります。
極彩色仕上げ 一度仕上げた木に日本画の岩絵の具で彩色します。大きな仏像ほど良さが出ます。絵の具を何層も重ねるので小さい仏像より、大きめの仏像にお薦め。絵の具の皮膜により数百年の保存状態良好を得ます。
淡彩色仕上げ一度仕上げた木の表面を泥絵の具などで染めて彩色します。絵の具の皮膜が薄いので大小の大きさの仏像に適します。木の素材の良さが保たれます。
金箔仕上げ 一度仕上げた木の表面に漆で金箔を施します。皮膜が厚いので、大きめの仏像にお薦め。


仏像の材料と乾燥

どんな木、材用で彫刻しますか?

材質が均一で粘りのあること、仕上がりが美しく気品のあること。
木の狂いが少なく耐久性にもすぐれていること
更に入手が容易なこと
これらの条件を満たす材料には木曽檜、樟などがあります。
木曽檜

 仏像に最適な陽木、木曽檜材

年輪が細かく収縮が少ない。色つや、芳香が良く、現存の多くの仏像に使われています。木地仕上げ、極彩色仕上げなど最適
 木肌の色艶、芳香共に優れた木曽檜材は「火の木」ともいわれ、陽運を起こす縁起の良い陽木であり、また日本屈指の香木の一種でもあります。耐久性にもすぐれ、時がたつにつれ2〜3年で表面の色が美しいベージュ色、薄飴色に変わってきます。また堅さも加わり非常に優れた彫刻材と言えます。

 神聖な日本の神木、霊木である木曽檜

 筆者は、これまで30年間、お寺様や一般の方のために木曽檜材で多くの仏像を彫刻して参りましたが、木曽檜には彫刻時に神仏の霊気が降りてこられることが多いようです。この木自体が清浄な霊気を有しているからでしょう。中山道の木曽の山奥深く散策すると檜の香りに包まれ神聖な気分になるものです。
 木曽檜がとれる木曽一体は霊地で長野、岐阜にまたがる御嶽山(3063m)は昔から御岳信仰が盛んで役小角(えんのおづぬ)が開山とされ中世には全国的に御岳信仰が広まりました。現在でも、毎年6月の山開きには白装束の信者が大勢集まって来ます。やはり、神仏を彫る材料は神聖な霊地の木材、神木、霊木であるべきですね。
 また、寄木法の造仏には欠かせない貴重材です。当仏所は木曽産の最高材を使用していますが、仏像彫刻用の良材は少なくなって価格も毎年上昇し続けています。特に大作に必要な大きな角材の入手が困難になって来ています。
薫りが良く彫刻後は彫刻感立体感が優れています。大木もあるので大小一木仕上げ淡彩色仕上げにも相性が良いようです。心材は良い彫刻材ですが、木の外側を取り巻く白い木の部分である白太は腐りやすいので使用出来ません。また、良く乾燥させないと、後で狂いが生じますので寄木法の造仏には注意が必要です。 こちらも仏像彫刻用の良材は少なくなって価格も毎年上昇し続けています。


他にはどんな木を彫りますか?


木曽松 彫りやすくて安価な材料ですが黒く変色します。仏像彫刻の練習材には柔らかく粘りがあって最適です。内地産と外地産があります。内地産は脂気が強く、彫刻後脂が浮いて来ます。
レリーフや欄間彫刻には最適です。良質なものは濃い茶色で気品があって仏像彫刻にも使用可。ただし、木の内部から灰汁(あく)が沸いてくるのが難点です。
一位 一刀彫に多く使用されます。アクが強く変色します。
一位材の豆知識 (等雲伝統木彫技術協会のページ)
白檀 輸入に頼る珍木で強い香気があります。大変貴重な材料で高価。昔から香として使用されています。小像仏像彫刻に向きます。原産地が東インドで輸入が現在停止しているため原木はほとんど無い状態、価格も暴騰しているようです。現在、市販されている白檀の仏像は殆どが中国製です。
柘植   中国産で粘りがあります。市販されている木像は中国製が多いようです。


(2)木の乾燥

木の湿度50%位が彫刻に最適です。
どのような彫刻材も良く乾燥していないと、冬の乾燥する時期、特に大寒の頃割れが生じます。大作の作品ほど注意が必要です。

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