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東京千葉の各教室6校のご案内。「無心に彫る」ということは、心身を若返らせ、心にさとりを、人生に希望を与えてくれます。当彫刻は最も大切な基礎(小刀の使い方)に始まり、仏足、仏手、お顔、仏頭、全身像という具合に進みます。観音、如来不動像など短期間に彫れようになります。
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仏像購入のポイント

 仏像は一代だけのものではありません。子孫の末七代まで祀られる尊いものですから、百年単位の基準で判断し、仏師に依頼して作り求めるものです。購入に当たっては価格の安さだけで選ばずに、良く熟考してご購入、注文してください。

仏像の種類

仏像には仏師(日本人か外国人)による手彫り作品、機械彫り流れ作業の大量生産品、型に流し込んだコピー像(金物、プラスチック)の3種類があります。置物やコレクションとしてならかまいませんが、仏教の思想「草木成仏論」からいえば、お祀りするのなら木彫像が良いのです。

1,手彫り作品か機械彫りかで判断し購入を決めるのがベスト
現在、外国産の格安な仏像がネットを含め市中に氾濫しています。安価な商品は工場で大勢の工員により流れ作業で生産されています。したがって、魂の入った仏像というよりは土産物グッズに近いでしょう。手彫りと表示されていても機械の発達で殆ど機械で彫ることが出来るそうです。仕上げにニスのような塗料を塗ってあるもの、仏像の底に機械の刃を差し込んだあとが残っている物、底を深くえぐってある物などは機械彫りの可能性があります。優れた仏師による手彫り作品は高価ですが、仏像から発する霊気が感じられるものです。国産か外国産を確かめましょう。

2,作者が日本人仏師か外国人仏師かで判断しましょう。
手彫り作品の場合は、購入前に必ず制作者が日本人仏師か外国人仏師かを確かめましょう。また、制作者の紹介が表示されているか確かめましょう

3,お顔や衣紋の彫りで判断しましょう。
安価な仏像は巧妙に出来ていて素人受けするよう彫られています。機械彫りは、お顔には細かい哀愁のある表情がありません。また衣紋などは彫刻刀を1回滑らせただけで布の柔らかさがありません。良い物は、作品の写真を凝視すると心に感銘するものです。

4,材質について
木曽檜材は日本の仏像(国宝、重文など)に古来より使用されてきた最高の彫刻材で、日本にしかない香木の一種でもあります。かぐわしい香りがして美しく、時代が経つほど檜の良さがでてきます。縁起の良い陽木ですから一般家庭のお仏壇用、会社事務所などの守護仏像などには最適です。 また、この木は機械(ルーター)で高速回転して彫ると火を出しますから機械では彫刻出来にくく手彫りの可能性が大ですから安心です。
柘植材は多くは中国産です。
白檀材はインド産、インドネシア産、中国産などありますが、現在材料は輸入停止になっています。

5,仏像は既製品より注文して作ってもらうのがポイント
在庫のある既製品より細かくデザインや使用について要望を聞いてくれる仏師に仏象制作依頼するのがベストです。世界に一つしかない仏師による芸術作品を子孫のために残しましょう。

仏像とは何なのか?

私が、仏師として独立してから一番たくさん彫らされたのは大黒天、福の神でした。5000体以上は彫っていまして、お祀りしていただいたお寺さんや一般の人々から不思議な功徳を頂きましたというお礼の便りも多いのです。大黒様はどこもかしこも丸くて角がないように彫ります。これは仏教の教えの要、「中道」を教えており、いやみのない福々しい笑い顔は招福の元である「愛嬌」を示しています。私は独立して以来、「中道と愛嬌の精神」を彫ってきたと思っています。仏像彫刻教室の生徒達にも、この大黒天様が彫れるようになることが、先ず第一番目のハードルですよと言っています。執着の心を取って感謝の気持ちで彫れる修行の段階を経ないと、菩薩や如来といった悟りの境地に近い仏像は彫れないのです。彫っても仏像らしき置物でしかありません。「中道と愛嬌」の心で彫り上げた作品は見る人の心の執着を取り、ホッとするような暖かい安心感を与えます。

 さて、「中道と愛嬌」だけが詰め込まれた仏像が真の仏の段階ではありません。これに一段階上の菩薩の「慈悲」と如来や明王の「威厳」が加わらないと天部の高位、菩薩像、如来になりません。彫る人の心が慈悲と威厳に満ちていないと仏像にも、慈悲と威厳は出てこないのです。これは何体も彫ったから出てくるというものでなく、心の段階がその領域に達して、より高位の守護霊にご守護してもらえるようにならないとむずかしいことです。
 私は、もう30年近くも仏像を彫っていまして、これまでに「愛嬌」と「慈悲」の相が出ていて良い仏像ですねと誉められたことが何回もありますが、最近、仏像に「威厳」が出てきましたねと言われるようになりました。これは仏師として非常に嬉しいことです。仏像を見るものに畏敬の念を起こさせ時には平伏させます。

 仏典に「姿形だけがまことの仏ではない。まことの仏は悟りそのものである。だから、さとりを見る者がまことの仏を見る」とあります。最近は外国産の安価な流れ作業で作った木彫仏像や型に流し込んで作ったコピー仏像がネットを含め氾濫していますが、形が立派な仏像の形をしていても魂の宿った仏の像ではありません。ただの木や金物、プラスチックの塊でしかありません。
 なぜなら、ここに生後1年の赤ん坊がいるとしましょう。僧侶が着る袈裟を赤ん坊に着させたら、この赤ん坊は立派なお坊さんですか?手を合わせられますか?ただの赤ちゃんじゃないですか。

 仏像とは神仏の魂が宿られる尊いものであり、仏師の霊格の高さにより仏像に宿られる神霊の格も違ってくるのです。

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