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ギャラリーとコミュニティー
仏像彫刻ワールド
千葉 仏像彫刻教室
東京千葉の各教室6校のご案内。「無心に彫る」ということは、心身を若返らせ、心にさとりを、人生に希望を与えてくれます。当彫刻は最も大切な基礎(小刀の使い方)に始まり、仏足、仏手、お顔、仏頭、全身像という具合に進みます。観音、如来不動像など短期間に彫れようになります。
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仏像の御衣木加持
御衣木(みそぎ)加持とは、仏像制作の始めに用材と身を清めるお経のことです。霊験の強い仏像や由緒ある仏像を彫刻する場合など必ず執り行います。御衣木加持をしますと、これから彫刻する仏像の御神霊がおりて来られます。仏師の霊格の高さによりご来臨される神霊の格も違ってくるので、仏像製作を仏師に依頼される場合は仏師の持っている彫刻技術だけでなく彫る人の霊格、人格といったことまで検討するべきなのです。
御衣木加持したら出てこられた毘沙門天
ここに、私が小田原の名刹から制作依頼された毘沙門天像彫刻のときの不思議な体験をご紹介しましょう。この寺院は、徳川綱吉公の庇護を受けて栄えた寺院で、ご本尊として長く祀られていた毘沙門天像が100年くらい前に火事で焼け、黒こげのまま本堂にしまってありました。新しく入った住職が何とかこの機会に毘沙門天さまを復元彫刻したいと発心されたわけです。
私は毘沙門天像の完成図が出来た後、木曽檜の寄木用材を組み合わせて、御衣木加持をしました。御衣木加持は仏師、瑞雲の製作風景のようにとりおこないましたが、その夜、夢に何と、真っ黒の暗闇の中からお体が真っ黒の毘沙門天さまが出て来られました。そして、私に「これから、宜しくたのむぞ」とおっしゃったんです。100年もの間、黒こげの状態で毘沙門天さまもお苦しかったのでしょう、これから彫刻するというので、わざわざ御神霊がお喜びになられ挨拶に来られたのです。
仏像彫刻時の不思議な現象
これまでの彫刻経験から思い起こしますと、仏像を心から発心し制作依頼された場合には、最初の彫り始めのときから依頼主にご縁のある神霊またはご先祖の霊が来られる場合が多いのです。まして、お体が悪くて病気平癒のため観音像など製作依頼された場合は、かなりのお経を上げてから彫刻しないといけません。仏師で、体を悪くされたという話を良く聞きますが、これは経力が足りないから霊に負けてしまったのです。
また、観音像や釈迦如来像、弘法大師、日蓮聖人像などの場合は出来上がったとき、仏像のお顔が不思議にもご先祖さまのお顔にそっくりだったとか驚かれることもしばしばです。また、大黒天や三面大黒天など霊験の強い仏像の場合は、「お客様の声ー三面大黒天をお迎えして」のように、制作依頼された日からお店の売り上げが急に伸びるなどの不思議な現象が現れることがあります。 |
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