仏像の話 彫刻と僧の師匠

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東京千葉の各教室6校のご案内。「無心に彫る」ということは、心身を若返らせ、心にさとりを、人生に希望を与えてくれます。当彫刻は最も大切な基礎(小刀の使い方)に始まり、仏足、仏手、お顔、仏頭、全身像という具合に進みます。観音、如来不動像など短期間に彫れようになります。
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僧侶の師匠は傑物

キセルの思い出
 今時、キセルとは何だろうと思われる方もいらっやるでしょう。これは私の僧侶の師匠の形見なんです。修業時代に、キセルできざみたばこを吸うのが好きだった師匠からもらったもので今でも大切にしています。 師匠はマスコミにもてはやされ霊感僧侶として一世を風靡した人でしたが、人間的には心を許せない面がありました。強烈な個性の持ち主で後にも先にもあのような名僧というか傑物を見たことがありません。テレビやラジオに出演して多くの人を助けましたが、反面、傍若無人なところがあって人から嫌われる面もありました。
 私は師匠にキセルで2回ほどたたかれたことを忘れません。眼鏡も割れましたから、かなり痛かったんです。私が怒られるようなことをしたから仕方がないんですが、あのころの悔しい思いをわすれないようにキセルは大切に保存して行こうと思います。
 で、どうしてその方の弟子になったかというと、運命ですね、師匠の甥っ子さんが大学の同級で親友になったことと、師匠に初めてお会いしたとき、師匠に「俺のもとで修行しろ」と言われ、その夜に夢に師匠と一緒に五百羅漢のような格好をして修行するという夢を見て、この師匠が運命の方だと確信したんです。 私は師匠のもとで12年間僧侶の修行をしました。その間、10年間は仏画や仏像彫刻の勉強をしました。これは師匠のお兄さんに当たる大観先生の御陰です。

人生の師匠 大観先生

大観先生は深く観音様を信仰されおり人格も出来た人で師匠や、弟子の私たちのことまで面倒を見てくださいました。前に出ることがお嫌いな方で、困っている人があればだれでも損得なしに助けてくださる方でした。実に観音様の化身のようなところがあり、先生が祀られておられる観音様のご神託によって彫刻を勉強していましたので師匠も黙認してくれたようです。仏師になるのなら、京都へ行って仏師の弟子になるのが良いのかも知れませんが、どうあがいても、観音様にお願いしても、「30才で独立できるから動かぬように」と大観先生を通じて観音様のお諭しがあったので、それを信じて頑張ったんです。確かにちょうど30才で結婚もし仏師として仕事が来るようにもなりました。私は大観先生から修業時代は毎晩、独立後もことあるごとにあらゆる人生のこと、芸術のこと、人の生き方を学びました。人生の師匠であり大恩人なんです。

仏像彫刻の師匠は観音様

 私には決まった仏像の師匠はおりません。独学で、壁に当たったら観音様にお願いして導いてもらっておりました。仏像彫刻を始めてから3年くらい経った頃、仏像を彫っても、なかなか仏像になりません。お顔が思った通りに彫れないので、そこを一生懸命にいじくると余計におかしくなるという具合で困り果てる有様でした。すると大観先生を通じ観音様からご神託がありました。「己を無にして自然に彫るように」とのお諭しで、それからは自分の心を無にして彫っていましたら、ある日、ふと気づいたんです。「ああ、そうか、仏像はこうして彫れば良いのだ」と一つ開眼出来ました。
 また、あるとき観音様から「仏師として彫刻の開眼をさせてやるから、いまから述べる仏像を白檀材で彫るように」とのご神託を受け、先生と横浜に白檀を取り扱っている店があるので材料を買いに行き、観音様のおっしゃるとおりに数体の仏像を白檀で彫りました。いまになってみれば、このことが技術の開眼になったんですね。大観先生は亡くなられて今年の8月が三回忌ですが、今でも観音様は彫刻の師匠なんです。
 えっ?「観音様が仏像彫刻のお師匠さん」と不思議に思われる方は仏師、瑞雲の法話に観音様との出会いを詳しくかいてありますので読んでください。
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