解説 | 販売 | 薬師如来 | 日光菩薩と月光菩薩 |
鎌倉時代神将像の傑作として著名で国宝に指定されています。
毘羯羅大将(びから) 子、招杜羅大将(しょうとら)丑、真達羅大将(しんだら)寅、摩虎羅大将(まこら) 卯 |
波夷羅大将(はいら)辰、因達羅大将(いんだら)巳、珊底羅大将(さんてら) 午、額爾羅大将(あにら) 未 |
安底羅大将(あんてら)申、迷企羅大将(めきら)酉、伐折羅大将(ばさら)戌、宮毘羅大将(くびら)亥 |
瑞雲作 商品番号12sinsyo-ko1 |
仏師瑞雲の作風も感じられる興福寺型十二神将像興福寺東金堂に安置される十二神将像は東京芸術大学で興福寺の仏頭展とともに12体の国宝が展示され拝観した。写実的でリアルな像に熟練した彫刻技術を感じた。関西の熱心な信仰家であり仏師瑞雲作品を信奉してくださっている方からの十二神将像彫刻依頼が、ちょうどこの興福寺の仏頭展時期と重なる幸運を得たのであった。興福寺東金堂十二神将像は鎌倉時代の作で像高が1m〜1.24mもある大きな仏像なので、これを一つ5分のわずか20cmくらいの作品に表現するには、的確なデフォルメと省略が必要なのは当たり前である。最初どのように彫るか、一体一体粘土で原型を作ってから彫るか考えたが、なるべく像のイメージを大切にしたいので、写真を元に粗彫りすることにしたが、12体の国宝は鎌倉時代写実主義の影響を受けた動きの強い像も多く、これらの難しい彫刻は粘土で粗彫りの原型を作りながら彫り進めた。お陰様で、写真のコピーにもならず、かといって仏師瑞雲の作風も感じられる像が出来たのであった。また、天衣は興福寺像の場合は貼り付け部分が2カ所ずつあるが、すべて一木から彫りあげた。そのせいでやや仏師瑞雲の作は天衣を短くしてある。尚、古いページの十二神将像とは形や十二支の配列がだいぶ違う。 平安後期の影響を受けながらも、その写実性が鎌倉時代特有の新様式東金堂十二神将像は目を直接彫り出した彫眼であり、当時流行した水晶などをはめ込む玉眼でないのは、平安時代から続く伝統である。また、裙の裾が長いのも平安時代の特徴とされている。また、「覚禅鈔」という図像のスケッチをもとに造られたといわれる。平安時代後期の彫刻の影響や「覚禅鈔」という図像の影響を受けながらも像に見られる写実性が鎌倉時代特有の新様式をなしているのである。12体の中でも特に傑作とされる毘羯羅大将(びから・写真)は左手を額にかざし、左足を岩の上に上げ顔や眼を上に上げ歯を出して大声を張り上げる誇張的動きを出している。周囲を見ながら威嚇する強い武将の姿であるがお顔は肉付けが柔らかく写実的で、平安彫刻には見られなかった鎌倉時代の特徴である。 |
仏像名 | 十二神将像興福寺東金堂型 |
生産地 | 日本 |
材質 | 木曽檜 日本産 |
制作者 | 日本人仏師 瑞雲 |
仕様 | 銘刻・木地仕上げ |
彫刻販売価格(12体一組でお願い致します。数量割引適用価格)
(瑞雲作銘刻、木曽檜木地仕上げ、桐箱なし、業者数量割引あり。)
寸法・極彩色・彫刻度・修復指定の場合はお見積もりをご利用ください。
商品番号 | 身丈 髪際まで |
総丈 | 材質 | 彫刻度 | 特別価格 |
12sinsyo-ko1 | 16.5cm | 21cm | 木曽檜 | ★★★ | ¥2、016,000 |
12sinsyo-ko2 | 20cm | 25cm | 木曽檜 | ★★★ | ¥2,856,000 |
仏像販売購入ガイド | |
十二支との関係興福寺型十二神将像は銅造仏頭が山田寺から東金堂に安置されたときその眷属として制作されたもので鎌倉時代神将像の傑作として著名で国宝に指定されている。制作年代は、波夷羅大将(はいら)像の沓裏に建永二年(1207)の墨書があり銅造仏頭が東金堂の本尊と成ってから18年後に当たるという。また、頭部に子、丑に始まる十二支頭部を頭上に取り付けてあるが、仏師瑞雲の作は本物よりやや大きく造った。本来十二支は十二神将には関係ないとされるが中国の北涼時代に「大方等大集経」の中に関連づけられているのが起源である。 |
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特定商取引法に基づく表記 |
仏像完成のポイント | |
仏像ドットコムの「仏像」に対する考え方は、、どのような大きさの像も「一刀一礼」の手彫りによって、神仏の魂が宿られるよう高潔な精神、仏心をもって彫刻制作しています。そのような精神がなく彫刻しても、ただの置物にしかならないのです。 仏師はゲーテの逸話話のように、どのような仏像彫刻にも仏の命を見いだし、木に彫刻しなくてななりません。彫刻した木が作家である仏師に「何かを」話しかけたとき仏像は完成するのです。 |
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モダンでシンプル、円空や木喰風のかわいい瑞雲作オリジナル微笑仏で心の癒しを。 |